株式会社　ＳＩＣ桑原（公式ホームページ）

　「コンクリート」は橋梁やダム、トンネルなどの土木構造物や商用ビルやマンションなどの建築物にとってその存在が欠かせません。本来、「コンクリート」は「ローマン・コンクリート※」のように半永久的な寿命があるとも言われます。しかしながら、現在、主に用いられている「コンクリート（ポルトランドセメント）」は、その製造過程や配合、使用環境等の諸条件によって、乾燥収縮や凍害、塩害などを起因とした「ひび割れ」が生じます。

※ローマ帝国時代に用いられた建築材料で、「古代コンクリート」とも呼ばれる。
代表的な建造物に、約２，０００年前に建造された「パンテオン神殿」がある。

　近年、こうした事象による構造物や建築物等の耐久性や耐震性が劣化していく事が懸念され、事前にその損傷を防ぐためにも構造物や建築物等の維持管理や長寿命化を図る方法として「ひび割れ調査」を行なうことが注目されています。
　当社で導入した『３次元ひび割れ計測システム』は、クラックスケール内蔵のノンプリズムトータルステーションを使用して「ひび割れ」の幅や形状、長さを３次元データ化する技術であり、離れた場所から非接触で計測が可能で、従来の調査では必要とされていた足場や高所作業者が基本的に不要となります。また、３次元座標データを取得することで、その再現性も格段に良くなり、調査時間の短縮も可能です。
　『３次元ひび割れ計測システム』についての詳細は、ＰＤＦを参照して下さい。

 

関連資料パンフレット：3次元ひび割れ計測〔KUMONOS〕-技術紹介-（HP用）.pdf（PDF/905.97KB）