株式会社　ＳＩＣ桑原（公式ホームページ）

この度、新潟県立上越総合技術高等学校様から、インターンシップ実施のご依頼を受け、8月3日～5日の計3日間、２年生の生徒さん２名の就業体験実習をお引き受けしました。
1日目は、GPS測量機を用いてのスタティック法による基準点測量。
2日目は、上越の固定点システムを利用したRTK-GPS並びにTSによる電子平板測量。
3日目は、コンピュータによる基準点の計算並びに地形測量の編集を行い紙ベースへの出力までを行いました。

 

生徒さん達には見るもの・聞くもの・触れるものが初めてであり大変であったと思います。
スタティック法では測量成果を現場で見ることが出来ないため、観測を行っている実感が湧かなかったと思います。　そこで学校で習った器械がトランシットとのこと、観測時間の合間をみて急遽TSによる基準点測量とオフライン方式による地形測量を行いました。

RTK-GPS並びにTS双方による電子平板（オンライン方式）では、取り込んだ地形が画面上で図化されていくので、現地で目に見える測量は新鮮であったと思います。
このように、測量の手法並びに測量器械を変えることによりどれだけ作業効率が上がるか？また、生徒さん達にできるだけ器械に触れてもらい実際の測量を感じていただけたと思います。

 

最初は私も生徒さん達の実力が分からず、「何をどこから説明するの？」とバタバタで1日目は長く感じましたが、終わってみるとあっという間の三日間でした。
生徒さん達と触れ合って感じたことは、毎日集合の30分前には会社にこられ関心したこと。こちらの説明にも解らないことがあったと思いますが、『一生懸命聞いて、素直に学ぼうとする』前向きな気持ちで、器械操作にしても呑み込みが早かった感じました。
私もこのような機会は初めてで、久しぶりに刺激になり勉強させていただきました。
今回の実習を終えて短い期間ではありましたが、皆さんの今後の測量分野並びにこれからの社会の糧に少しでも役立てていただければと思います。